11月2日(日)、東京・南青山のホンダ・ウエルカムプラザで行われた“第12回カフェカブ・ミーティング”の模様です。
今2008年がスーパーカブ誕生50周年に当たることもあって、これを記念してのカブカスタムコンテストも弊催。初代C100からタイカブ、ハンターカブCT110、14インチのリトルカブにいたるまで新旧さまざま、そして新聞仕様から大陸横断? 仕様、バタバタバージョン、ファッショナブル仕様まで、多種多彩な合計350台強のカスタム&ヒストリカル・カブがこのホンダ青山本社の周囲を埋め尽くすほどに集結。
会場内ではその初代カブ開発に携わった木村譲三郎さんと、現在のスーパーカブ開発担当を務める高田康弘さんを招いて、中部博さんを司会に据えてのトークフォーラムも展開。木村さんからは“手の内に入るモノを作れ”というホンダ創始者・本田宗一郎さんの厳命でこのカブのデザインができあがったり、当時としては画期的なプレス樹脂製レッグシールド開発の話。高田さんからはそのデザインを崩そうにも崩せない話や、近年各国各種カブの進化、FI化の話。さらには、ユーザーの希望する原付2種クラスカブの後継や、将来像まで飛び出し、深いユーザーからの質問にも切れよく答えていました。
会場にはカブ50周年記念の寄せ書きや、各地のオーナーの交流、カブたすきリレーの紹介、またお膝元ホンダからはスーパーカブの今や貴重な車両群の展示がされ、これから行われる“Love Cub 50プロジェクト”(各界著名人にデザインコラボをオーダー)の紹介も行われ、最後にコンテストの表彰。来場者の投票により第1位〜6位、遠来賞や各賞も発表され、カブのあつーい1日を締めた。ホンダ、いや、ライダーの原点であるスーパーカブ。この足元が明るい限りは、バイク界は大丈夫なはず。